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日本AQUA導入事例

導入事例

東日本大震災の農業復興における水の重要性

東日本大震災の津波により、多くの農家が被災しました。そして今なお、復興できていない農家が多々あります。宮城県の農業改良普及センターにおいて、農家の復興にもっとも重要なのは“水”であると報告されております。震災以後、津波被害を受けた地区の地下水の塩分や鉄分濃度が上昇し、地下水利用における水処理対策が急務でした。
弊社は石巻地区、亘理地区のいちご農家に浄水装置を導入しました。

東日本大震災の農業復興における水の重要性

石巻地区設置事例

東日本大震災の津波による塩害で水質が変わり、地下水をそのまま利用できなくなり「AQUA-BRA12」を導入しました。地下水は不純物も多いため一度プールに貯め、その後前処理を通して造水装置で処理することにより農業用水として利用可能になりました。

石巻地区設置事例

汲み上げた地下水を、プール
に貯めます。汲み上げた時は
ほぼ透明ですが、空気に触れ
ることで酸化し、色と水質が
変化します。

亘理地区設置事例

東北一の「仙台いちご」の産地である亘理地区は、東日本大震災で農地の約78%が被害を受けました。
全国からのボランティア支援等を受け、一部の農業が再開しましたが、大地震や大津波による地殻変動や水質変化で、地下水がいちご栽培に利用できなくなりました。畑に利用する水を求めて、遠方の湧き水を汲みに通う毎日になっておりましたので、大変な農家の方たちの手助けとして「AQUA-SEA15」、「AQUA-BRA12」を導入しました。

AQUA-SEA15

塩分濃度が高い地下水には、海水淡水化装置「AQUA-SEA15」を導入しました。

AQUA-BRA12

汲み上げた地下水を「AQUA-BRA12」で処理することで、農業用水として利用できるようになりました。

造水装置導入の作業を終えて

造水装置導入の作業を終えて

ハウス栽培は1年を通して水が必要になります。弊社は現地の水質調査から分析を事前に行い、その水源にあった装置を設計し導入を行なっています。特に冬場の凍害対策は必要不可欠なものになります。常に安定した水質の水を提供することが使命だと思います。
弊社は、被災地における水の問題を解決するために、今後も更なる農業復興支援を続けてまいります。(アクアネクスト事業部作業員)